6月10日に一周年を迎えたHIGH LINEでこの週末、一寸面白いアート・イベントが行われた。
Wandering Bandというこのイベントは、その名のとおり音楽家達が遊歩道をそぞろ歩きながら演奏をしてまわるというもの。実はこれはアーティストAna Prvackiのパフォーマンス作品でもあるのだ。自らもフルートを演奏するAna自身をはじめNYベースの音楽家達が集い、手持ちできるアコースティック楽器や歌を披露した。楽器はアンプが必要なものは不可で、サクソフォン、トロンボーン、ヴァイオリン、ミニハープ、ウクレレ、ギターなど様々。演奏内容はスケールや発声練習でもよいし、練習中のや得意の曲でも、それぞれの音楽家の自由。クラシックあり、オペラあり、ジャズあり、フォークソングありと一貫性がないのが逆にNYらしい?普段は狭い貸しスタジオで練習を積むNYの音楽家達がHIGH LINEという広々とした屋外スペースで自由に練習ができ、訪れた人々は風に乗って届くその音色をリラックスしたムードで楽しんでいた。かくいう私も音楽家の一人として参加し3日間十分に楽しませていただいた。(実はとてもあがり性でオーディションが大の苦手の私。今回はショック療法で克服できればと思って参加をきめた。初めは非常に恥ずかしく声もでなかったが、3日もやってみると結構なれてくるものだ。意外と人は気にしていないのだということがわかると気が楽になった。一寸だけストリート・ミュージシャンの気持ちがわかった様な気がする)
Wandring Bandについて詳しくは下記サイトへ
http://www.moreart.org/projects/the-chelsea-project/ana-prvacki/