Sunday, September 26, 2010

今月のお気に入り(10/2010)

世界一素敵な仕事とは? "Man Shops Globe "

先日、週末にアッパーイーストサイドの道端で、キース・ジョンソンさんを見かけました。
キース・ジョンソンは、目下私が唯一見ているリアリティTV、”Man Shops Globe" に出演している人。番組の題名だけ聞くと、なんだか世界の土地を買い占める不動産屋さんの話のようですが、一寸違うのです。「世界一素敵な仕事」 をしていると自称する彼は、実はアンソロポロジーというアメリカ国内だけで135店舗もあるお店のバイヤーさんです。この番組では、毎回世界各地を買付けをして回るキースの様子を伝えています。買い付けといっても彼の場合は、各地のアーティストや工房を訪ね、アートや工芸品をセレクトして商品構成のイメージをつくったり、店舗内のギャラリーのキュレーションをしたりという役割のようです。きっと彼の下には沢山のバイヤーさん達が働いていて、ドレスから食器まで膨大な種類のアイテムの買い付けに四苦八苦しているのでしょうが、キースは好きなものを探しに気ままな世界旅行を楽しんでいるかのようなので、それが「世界一素敵な仕事」と言われるゆえんなのでしょう。でも本当はすごくタフな仕事なんだとおもいますよ。だって実物のキースさんはかなりお疲れのようでしたから。



番組はいつもNYから始まります。そこで「今回はどの国に行って~を買い付けてきましょう」というテーマが提示されます。そして地図の上で買付け先の国へひとっ飛び。地元ガイドの案内でアンティークショップやアトリエを回って色々なアイテムを物色。買付けするものにはチェックマーク、ダメなものにはxマークとセレクトのコツもご披露。ほんの2~3日のうちにいいものを見つけるのがいかに大変かを見せるために、途中で必ずちょっとしたトラブルが起こるのですが、なんとかそれも乗り切り、都市の見所やグルメガイドも織り込みながら、最終的には 無事買付けを完了。また地図の上をNYにもどってきて、お店に買付けしたアイテムが並んでいるところで番組終了、というのが代表的な展開です。現在2シーズン目が丁度終わったところで、これまでに、あわせて16エピソードが放映されました。あ~早くシーズン3が見てみたい!


Man Shops Globeのサイト
(http://www.sundancechannel.com/man-shops-globe/about/)

アンソロポロジーは私も大好きな店のひとつで良く行きます。ファッションと雑貨をうまく融合させて独自の雰囲気を出すのがうまく、なんだかとても居心地がいいのです。またチェーン店であるにもかかわらず、それぞれのお店に独自の個性があり、旅行先でもつい覗いてみたくなる店です。(先日行ったDCでも覗いてきました)そんな素敵なお店の買付けの舞台裏が見られることが、この番組の醍醐味でしょうね。

Anthropologieのサイト
(http://www.anthropologie.com/)

Saturday, September 18, 2010

今月のお気に入り(9/2010)

Bon Appetit! at Smithonian ジュリアとポールのキッチン

9月になってNYも少しずつ秋らしくなってきました。
今回はワシントンDCから、ジュリアとポールのキッチンを紹介しましょう。
ジュリアというのは、もちろんTV番組「フレンチ・シェフ」を通じてアメリカに本物のフレンチ・クッキングを紹介した料理研究家、ジュリア・チャイルド。日本でも昨年、メリル・ストリープ主演で大ヒットした映画「ジュリー&ジュリア」を見てその存在を知った人も多いのではないかと思います。実物のジュリアは映画以上にお茶目キャラであることは、このビデオを見ればお分かりでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=vNfSJIyFMVw&NR=1




ジュリアとポールのキッチンは、ワシントンDCのスミソニアン・インスティチュートの中のミュージアム・オヴ・アメリカン・ヒストリーに展示されています。ポールはジュリアの夫で、このキッチンのデザインも彼の手によるもの。背の高い彼女に合わせてカウンターやストーブの高さもぴったりにつくられました。1961年にマサチューセッツ州の自宅にこのキッチンをつくり、毎日の食事つくりはもちろんのこと、7年間にわたってジュリアの料理番組の舞台としても使われてきたそうです。2001年にジュリアがカルフォルニアの家に引っ越す際、スミソニアンにそっくりそのまま寄付しました。2002年8月19日に展示初公開以来この美術館の名物として評判をよび世界から多くの人々が訪れています。

この展示はジュリアの料理番組の最後でのキメ台詞にちなんで”Bon Appetit!(ボナペティ!)と題されまています。3箇所のガラス窓から中をみることができるキッチン(残念ながら中に実際に入ることは出来ません)ジュリアとポールにちなんだ写真や記念品の数々の展示、それに大型TV画面からは懐かしの料理番組や、トマス・ケラー、アリス・ウォーター、マーサ・スチュアートなどがジュリアとの思い出を語るドキュメンタリー番組が流されていて、子供からお年寄りまでが笑顔で楽しんでいました。
ジュリアとポールのキッチンには、映画のなかにも出てきた、フライパンの壁(中央奥:それぞれの大きさに合わせてポールがマーカーで印をつけていました)や1956年に$429(その当時この値段はかなりの高級品)で買ったというオーブン・レンジをはじめ、ジュリア愛用のキッチン用具が機能的なだけでなく見た目にも美しく収納されているのが素晴らしい。今でも十分通用しそうなデザインです。
”My Life in France"(マイ・ライフ・イン・フランス)は、ジュリアが2004年に亡くなる直前に残した最後の著書。おそろいの白いシャツの胸に真っ赤なハートをつけた、ポールとジュリアの愛らしい写真が表紙になってます。第2次大戦後、1948~54年にかけて、本物のフランス料理に出会ったパリやマルセイユでの二人の様子が記されています。2006年にポールの甥によって出版されました。
パリ在住中の1949からジュリアが通ったフランス料理学校の名門、ル・コルドン・ブルーの卒業証書。ここでジュリアは本格的にフレンチ・シェフの技術を身につけました。入門当時39歳だったそうです。
夫のポールは、ジュリアのもっとも良き理解者であり協力者であったようです。当時は画期的だった、写真で図解する料理本を世に送り出したときにも、アートディレクター兼カメラマンとして参加、ジュリアがやりたいことをうまく引き出し、形にしていく、なくてはならないパートナーだったんですね。
このキッチンの正式名は、「ジュリア・チャイルドのキッチン」ですが、それでもやはり「ジュリアとポールのキッチン」と呼びたくなりました。二人のフランス料理にかける情熱と仲の良さが、展示の端々からしっかり伝わってきて。機会があれば一度皆さんも行ってみてください。

(スミソニアンのサイト)http://americanhistory.si.edu/juliachild/default.asp

Wednesday, August 18, 2010

今月のお気に入り(8/2010)

FOUND IN CHINA TOWNコレなーんだ?

8月に入れば、少しは暑さが和らぐかと思っていたが、今年はまだまだ暑い!
先日、汗をかきかきチャイナタウンを歩いていると八百屋の店先で人だかりが。。。 町で人だかりを見るとつい覗いてみたくなるのが習性で、のぞきこんでみると中国人たちが我先と争うように買いあさっているあるモノを発見!それは鮮やかなフューシャ・ピンクとライト・グリーンの果物、はたまた野菜?人工的ともいえる強烈なインパクトのある色と形がいかにも中国風だ(関係ないがポケモンのキャラクターにコレに似たのがあったような気もする)気になる。気になる。気になる~。が、この時は暑さと疲れで参っていたのと、急いでいたのもあって、買い求めるに至らなかった。
丁度NYにきていた姪と甥の持っていたガイドブックに写真がでていたので彼らに聞くと、「ドラゴンフルーツ」という果物だという。でもまだ食べたことはないとのこと。ますます気になり、これは一つ買って食べてみなければ、という、もうほとんど使命感のようなものが湧き上がってくるのだった。
そしてとうとう先日、チャイナタウンに行く機会があり待望の「ドラゴン・フルーツ」をゲット。そのときも山ほど買っている人がいて、それでもおいしそうなのを吟味しているようなので、それを横目で見ながら出来るだけ新鮮そうなののを一つ選んで買ってみた。量り売りで値段は1ポンドで$2.50。一つ1ポンド(約400g)弱で$2.20だった。チャイナタウン=激安という感覚からすると、かなりこれは高いように思うが。果たしてそれだけの価値があるのだろうか?
さて、実際に食べる段になり、どうやって食べたらいいのかわからない。困ったときのインターネット頼みで、検索するとちゃんと「ドラゴンフルーツの食べ方」というビデオがでてくる。そこでそのビデオに従って四つ割に切ってメロンのように実に切り目を入れてフォークで食べてみる。そのお味は・・・というと、これが見かけのド派手さを裏切って、さっぱりと清浄感のある美味だ。しいて言えばキウイとライチを掛け合わせたような味?水分もたっぷりあって柔らかく半分に切ったのをスプーンですくって食べてもなかなかイケル。サイトには中身が白いものは淡白すぎて甘みもなく美味しくない、というコメントもあったが、私はこれ位の甘み控えめのほうがかえって上品でいいと思う。特に暑い時に冷やして食べると喉の渇きがスッと収まる。
今が旬のドラゴン・フルーツ。今年はこれに病みつきになってしまいそう。

Thursday, July 22, 2010

今月のお気に入り(7/2010)

NY街角スイーツ対決!Street Sweets World Cup?

NYで最近流行っているのが、安くて、早くて、歩きながらでも食べられるストリート・スイーツだ。
ソフトクリームやカップケーキは当たり前。加えて世界のストリート・スイーツがそこかしこで楽しめる。例えば、ベルギー・ワッフル、イタリアン・ミニ・ドーナツ、フレンチ・クレープ、スパニッシュ・チューロなどなど。すでにサッカー・ワールドカップはスペインの優勝で幕を閉じたが、NYの街角ではストリート・スイーツ・ワールドカップともいえそうな激戦を繰り広げている。今回はその中でも注目の一戦、ベルギー対イタリアのスイーツ対決を紹介しよう。

ベルギーVSイタリア

WAFELS&DINGES(ベルジャン・ワッフル) http://www.wafelsanddinges.com/
ベルギーを代表するのは本格派ベルジャン・ワッフル屋台トラックとして評判の高い”Wafel&Dinges”で毎日マンハッタンやブルックリンの違うエリアに出店するので、サイトであらかじめ出店ポイントをチェックすることが必要。ワッフルはブリュッセル風(軽サク・タイプ)とリエージュ風(ソフト&チューイー)があり、どちらもトッピングを選べて$5。手焼きワッフル・コーンのアイスクリームもお勧め。

ある週末、86丁目の2&3AVEの間でワッフルトラックを発見!暑いのに結構人が集まっている。
ブリュッセル・ワッフルにヘーゼルナッツ・ペースト”Spekuloos"をトローリと掛けたのをチョイス($5)。大判サイズなのでこれ一枚で結構お腹一杯になる。”Spekuloos"はへーゼルナッツ・バターに甘みを加えたもので、トーストやバゲットにつけて食べてもおいしそうだ。一瓶$7で売っている。



BOMBOLONI(イタリアン・ボンボリーニ)187Columbus Avenue at 68St.
ベルギーに対するのはイタリアの一口ドーナツ「ボンボリーニ」専門店、BOMBOLONI。こちらはアッパー・ウエストサイドのコロンバス・アヴェニューの68丁目に店がある。丁度道を挟んで向かい側には、カップケーキの老舗(?)MAGNOLIAの支店があり、このエリアもNYストリート・スイーツ激戦区といえそうだ。 
ボンボリーニと呼ばれるイタリア風のクリームドーナツはNYの他店でも食べたことがあるが、どれももっと大きなクリーム・ドーナツという感じだった。この店のボンボリー二は一口サイズ(もしくは2口)でその中身もクリームばかりでなくジャムも含めて10種類以上ある。その中からチョコレート、ピーナツバター、ティラミス、アップル、ラズベリー、クリーム・ブリュレの6種類をチョイス。(1個だと$1.25が6個買うと$6で安くなる)
下がクリーム・ブリュレの断面。焦げ目をつけた表面がおいしそう。
ベルギーとイタリアの対決の結果は、物珍しさとプレゼンテーション、そして1個$1というコスト・フォマンスではイタリアがリード。でも肝心の味と満足感では、やはりベルギーが優勢といったところ。
番外編
世界のストリート・スイーツもよいけれど、日本のストリート・スイーツも見逃せない。さしずめ日本代表は串団子だろうか?








Tuesday, June 15, 2010

今月のお気に入り-2(6/2010)

WANDERING BAND/ The High Line の音楽家達
6月10日に一周年を迎えたHIGH LINEでこの週末、一寸面白いアート・イベントが行われた。

Wandering Bandというこのイベントは、その名のとおり音楽家達が遊歩道をそぞろ歩きながら演奏をしてまわるというもの。実はこれはアーティストAna Prvackiのパフォーマンス作品でもあるのだ。自らもフルートを演奏するAna自身をはじめNYベースの音楽家達が集い、手持ちできるアコースティック楽器や歌を披露した。楽器はアンプが必要なものは不可で、サクソフォン、トロンボーン、ヴァイオリン、ミニハープ、ウクレレ、ギターなど様々。演奏内容はスケールや発声練習でもよいし、練習中のや得意の曲でも、それぞれの音楽家の自由。クラシックあり、オペラあり、ジャズあり、フォークソングありと一貫性がないのが逆にNYらしい?普段は狭い貸しスタジオで練習を積むNYの音楽家達がHIGH LINEという広々とした屋外スペースで自由に練習ができ、訪れた人々は風に乗って届くその音色をリラックスしたムードで楽しんでいた。かくいう私も音楽家の一人として参加し3日間十分に楽しませていただいた。(実はとてもあがり性でオーディションが大の苦手の私。今回はショック療法で克服できればと思って参加をきめた。初めは非常に恥ずかしく声もでなかったが、3日もやってみると結構なれてくるものだ。意外と人は気にしていないのだということがわかると気が楽になった。一寸だけストリート・ミュージシャンの気持ちがわかった様な気がする)

Wandring Bandについて詳しくは下記サイトへ

http://www.moreart.org/projects/the-chelsea-project/ana-prvacki/


Sunday, June 6, 2010

今月のお気に入り(6/2010)

Dinner in the Park パークで晩ごはん

家のすぐ前にあるセントラルパークの入口をはいると池のほとりに広々とした芝生が広がっている。
夏場の週末の昼ごろには、近隣の家族や友人たちのグループがブランケットを敷いてピクニックを楽しんでいる。お腹が一杯になったらごろりと昼寝をしたり、本を読んだり、はたまたビーチさながらビキニ姿で日光浴を決め込む剛の者もいたりする。こうしたランチタイムの楽しみもさることながら、通の楽しみ方は「パークで晩ごはん」だと私は思っている。
週末の夕方、30分くらいで簡単な食事と飲み物を用意してパークに行く。何も特別なものは作らないが、外で食べやすく、ちょっと楽しくなるようなものがいい。今日は、ミニサイズのハンバーガーとグリルでサッと焼いただけのスイートコーン(ちなみに前回のメニューは、いなり寿司、鮭の味噌漬焼き、出し巻き卵と和風弁当風)
周りを見ると、食べ物持参のグループも他に1組くらいはいるので、「パークで晩ごはん」好きは結構いるものらしい。食事を終わるころ、池の向こう側でシェイクスピア劇の屋外公演がはじまった。公演を舞台に場面が変わるにつれて場所を移動し、それに従って観客たちもついていく。芝生が客席だ。暗くなったら出てくる蛍も楽しめそうだ。


Thursday, May 13, 2010

今月のお気に入り(5/2010)

”LIMELIGHTふたたび” 5/7(金)オープン

"Recession is over! Welcome to the Limelight Marketplace!"という景気の良いドアマンの掛け声とともにライムライト・マーケットプレースがNYチェルシー地区にオープンした。160年前に建てられた教会が1980年代にはナイトクラブ(いわゆるディスコ)として一大ブームを起こしたという歴史をもつ。ナイトクラブ時代を知る年代の人にとっては懐かしく、知らない若者たちにとっては新鮮なショッピング・スポットになりそうだ。そしてこれが不況の出口だとはいえなくても、一時でもニューヨークで人々に不景気を忘れさせてくれるような楽しいショッピング体験が出来るといいとおもう。

http://www.limelightmarketplace.com/

↑ オープニング当日には開店時間を待ち受けてレッドカーペットを敷き詰めた店の前は人だかりが。

↑ 2時の開店時間を15分ほどオーバーしてようやく開場。入口にはテレビ取材も入って大盛況。
↑ 色とりどりの量り売りキャンディの店"It's Suger"は楽しい雰囲気で開場と同時に人だかりが。
↑ 一階奥はグルメ・フードマーケット”Jezalin's"様々な種類のハムやチーズ、パンなどが並ぶ。
↑ イタリアン・ジェラートの店”Baci Gelato" ふんわり、まろやかな舌触りが自慢だ。
↑ お茶の専門店”Miss Tea"では、フレーバーティの試飲サービス中。
↑ ウエディングケーキをミニチュアにしたような、”Little Candy Cake Co."のケーキ。
’ ↑ SOHOの人気チョコレートショップ”Mariebelle"も出店。オーナー自らが接客を勤める。
↑こちらもSOHOでおなじみの”SELIMA"。めがねやサングラスのほか、おしゃれな帽子も。
↑ レインブーツでおなじみ”Hunter"ショップ。新たにバッグやサンダルなども仲間入り。
↑ 夏には欠かせない”Havaianas"のフリップ・フロップ。見やすく買いやすい什器で。
開店記念イベントとして、店内でプロの写真家による、来店客たちのポートレート撮影が行われた。撮った写真は全てコンピュータに取り込まれ、プリントアウトしたものを無料配布するほか、それらの写真を壁面にスライドショーとして見せていた。