3月末にペンシルバニア州、フィラデルフィアに日帰りで行ってきた。
NYCからフィリーへ行く交通手段としてはアムトラックやNJトランジットなどの電車が一般的…というのは昔の話。今もっとも注目されているのが、なんと片道が$1で乗れるバス、BOLT BUS(ボルト・バス)だ。このグレイハウンドの系列会社のバス路線は昨年から始まり、はじめはワシントンDC行きの路線のみだったのが、今ではボストンやフィラデルフィアにも毎日運行している。さて、どうすれば$1のチケットが入手できるかだが、boltbus.com にアクセスして、チケットをクレジットカードで買う。チケット売り出しの際、プライスは最低料金$1が表示されるが、購入者が増えるにつれて価格は上がっていく。つまり需要と供給のバランスによってチケットのプライスが決定されるというシステムというわけだ。1ヶ月先まで売り出しているので、早めに買えば買うほど$1チケットをゲットできる確立は高いが、時間に制約がないのであれば、あまり人気のない時間帯を選ぶ、もしくはチケットのプライスを比較して安い便を買うというのもありかも。私は朝の行きの便(朝9時45分SOHO発~11時45分フィリー着)は運良く$1で買うことができたが、帰りの便は日曜の最終(夜8時半フィリー発、10時半NY着)だったからか$12だった。また8枚チケットを買うと、9枚目は無料になるという特典システムもある。これがアムトラックだと同じ経路が片道で$95で所要時間もあまり変わらないので絶対にバスがお得。
朝、コーヒーと新聞でももってバスに乗り込む。車内では電源や無線インターネットも完備してるので、ラップトップを持ち込んでメールのやりとりやDVDなどを楽しんでいる人も多い。お昼前にフィリーに到着したら、昔は駅舎だったという屋内マーケットで、名物のパストラミ・サンドをパクつくもよし。(以前このマーケットにあったフィリー・チーズ・サンドのスタンドは今はもうない)その近くにあるファブリック・ワークショップ・ミュージアムは小さいながらも洒落た展示をしているのでぜひ立ち寄ってみたい。午後はリバティ・べルやフィラデルフィア美術館(美術館に向かう通り沿いに近々バーンズ・コレクション美術館も建築中)を見て、夕方には旧市街のタパス・レストランで軽く夕食をいただいてから、NYC行きの最終便バスに乗り込む。1時間半の帰路は、ちょっと一眠りしたらもうNYCの34丁目までついていたという感じだ。この次はぜひ、このBOLTバスを利用して、DCかボストンに1泊旅行にでもいってみたいものだ。
Butterfly and Flowers in the park n.y.c.
10 years ago
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