BY WATERというミシシッピーリバー沿いのエリアは、フレンチクオーターから#5バスにのって約10分(歩くと45分くらい)。このあたりはアーティストのアトリエも多く、NYでいうとグリーンポイントみたいな感じでした。 Elizabeth は白いビルに地元アーティストDr.BOBのペインティングが目印です。
朝食を頼んだら、こんなに沢山バターとジャムを持ってきてくれました(これもサザン・ホスピタリティなんでしょうかね) 店内の壁もDr. BOBのアートで埋め尽くされています。実は上の写真の新聞を読んでいるおじいさんが、そのDr.BOB。近くに住んでいて毎朝ここに朝食を食べにくるのだそうです。 入口にかかった”BE NICE OR LEAVE"のメッセージは実に南部気質をあらわしていると思いました。ここはみんなが気持ちよく美味しい朝食を食べるところ。失礼な態度をとる人は出て行って下さ~い!
NY WINTER STYLE knitwear by THE PARK 零下の寒さがやってきたNYではニットの帽子はもう必需品です。でもせっかく身に着けるのならば、スマートに決めてみたいものです。NYの街ではおしゃれな帽子をかぶっている人も多いですが、今年多く見かけるのは”ヘアバンド”。PRADAの秋冬コレクションでもケーブル編みのヘアバンドがでていましたが、もう少しつけやすいものが作れないかと思っていろいろ試作してみて、私はこんなヘアバンドをデザインしてみました。かなり太めで耳が隠れますが、後ろが細めになっていてボタンで留めるようになっていて頭にフィットします。スポーティでなくちょっとモードな感じです。私は後ろでヘアをまとめてつけていますが、結ばずにうしろに流してもいいと思います。もちろんショートヘアやボブのスタイルにあわせても可愛いですよ。THE PARKからの新作です。
先日姪のバースデーパーティにDEAN&DELUCAでTwo Little Red HenのBrooklyn Blackout というチョコレート・ケーキを買って行ったら、そのデコレーションの美しさはもちろんのこと、その美味しさで大好評でした。そこで今日はアッパーイーストにある可愛いアメリカン・ベーカリー・カフェという感じのお店をたずねてみました。ここで一番人気は、やっぱりカップケーキ。特にBrooklyn Blackout(チョコレート・スポンジの間にたっぷりとクリーミーなチョコレート・プティングが挟んであり、さらにチョコレート・クリームが上に載っている真っ黒なケーキ)とRed Velvet(ルバーブという野菜で赤く色をつけココアをミックスしたスポンジにクリームチーズ・フロスティング)のファンが多いそうです。
色々あるフレーバーを見ているとどれも食べたくなりますが、なにぶん普通サイズ($2.75~4)は大きいので一個でお腹いっぱいになりそう。そこで、ミニサイズ($1.75 )を2種類とホットミルクティを頼んでテーブルに着きました。名刺サイズのストア・カードを脇においてわかるように2口から3口くらいで食べきれるくらい。まずは評判のレッド・ヴェルヴェットを試食。「ン?これは・・・いけるっ!」柔らかめのクリーム・チーズのフロストが丁度いい甘酸っぱさでこれだけでも美味しい。そしてシットリふんわりとしたスポンジは甘さ控えめで後をひきそう。熱いティを一口いただいて、次にストロベリー味のミニサイズ。これはイエローケーキ(普通のスポンジケーキ)台に手作り苺ジャムがつめてあり上に苺風味のバタークリームがのっている。こちらはフロスティングが少し固めだったがジャムが美味しくできていて爽やかな味わい。またたくまに2個を食べ終えても、まだまだ食べ足りないという感じ。これまであまりカップケーキというものを美味しいと思ったことはない私でも、これは本当に病みつきになりそうな、極上カップケーキでした。(マグノリアやクラムスなど問題にならないほど美味しいですから!) これが2番街に面した店の外装。丁度クリスマスのウインドーディスプレーがされていました。週末の午後には店の前に行列が出来るほどの大人気のお店。 ガラスケースの中には「食べられる花束」とでも言いたい素晴らしいデコレーションのホールケーキが。本店ならでは種類が沢山揃っています。サイズもミニサイズの直径4インチからあって$13から。小さくてもハッピー・バースデーなどのメッセージはその場で入れてくれるそうです。もし上に載らない場合は側面にも字を入れることもできるとのこと。8~12人で楽しめる6インチサイズは$35から。特注の場合は3日前にオーダーが必要だそうです。この手のバタークリームを使ったデコレーションケーキのNYでのパイオニアは、西42丁目ポートオーソリティ裏の Cup Cake Cafeだったけれど今はこのTwo Little Red Hensのほうがずっとクオリティが高いのでDean&Delucaでもこっちを扱うようになったのだと思います。接客も可愛い女の子たちがテキパキと対応してくれて気持ちいいし。次に誰かのバースデーがあったら絶対ここでケーキをオーダーしたいものです。
この展示はジュリアの料理番組の最後でのキメ台詞にちなんで”Bon Appetit!(ボナペティ!)と題されまています。3箇所のガラス窓から中をみることができるキッチン(残念ながら中に実際に入ることは出来ません)ジュリアとポールにちなんだ写真や記念品の数々の展示、それに大型TV画面からは懐かしの料理番組や、トマス・ケラー、アリス・ウォーター、マーサ・スチュアートなどがジュリアとの思い出を語るドキュメンタリー番組が流されていて、子供からお年寄りまでが笑顔で楽しんでいました。 ジュリアとポールのキッチンには、映画のなかにも出てきた、フライパンの壁(中央奥:それぞれの大きさに合わせてポールがマーカーで印をつけていました)や1956年に$429(その当時この値段はかなりの高級品)で買ったというオーブン・レンジをはじめ、ジュリア愛用のキッチン用具が機能的なだけでなく見た目にも美しく収納されているのが素晴らしい。今でも十分通用しそうなデザインです。 ”My Life in France"(マイ・ライフ・イン・フランス)は、ジュリアが2004年に亡くなる直前に残した最後の著書。おそろいの白いシャツの胸に真っ赤なハートをつけた、ポールとジュリアの愛らしい写真が表紙になってます。第2次大戦後、1948~54年にかけて、本物のフランス料理に出会ったパリやマルセイユでの二人の様子が記されています。2006年にポールの甥によって出版されました。 パリ在住中の1949からジュリアが通ったフランス料理学校の名門、ル・コルドン・ブルーの卒業証書。ここでジュリアは本格的にフレンチ・シェフの技術を身につけました。入門当時39歳だったそうです。 夫のポールは、ジュリアのもっとも良き理解者であり協力者であったようです。当時は画期的だった、写真で図解する料理本を世に送り出したときにも、アートディレクター兼カメラマンとして参加、ジュリアがやりたいことをうまく引き出し、形にしていく、なくてはならないパートナーだったんですね。 このキッチンの正式名は、「ジュリア・チャイルドのキッチン」ですが、それでもやはり「ジュリアとポールのキッチン」と呼びたくなりました。二人のフランス料理にかける情熱と仲の良さが、展示の端々からしっかり伝わってきて。機会があれば一度皆さんも行ってみてください。