Wednesday, June 25, 2008

今月のお気に入り(6/2008)

蚊取り黒ブタとミニ・ベイゼル

NYの季節の変わり目というのは、とにかくハゲシク唐突にくる。
今年は5月まで冬で、6月に入ったとたん真夏になった。
ゆるやかな季節の移り変わりなどという風流に浸ってもいられない。
それより当座の問題は、夏とセットのように出現する「蚊」の攻勢だ。
NYにも蚊はいるし、刺されれば痒いのは同じだ。
真夜中に目が覚めると待ち受けていたかのように「ブゥウウウウン…」
刺されたカユさで目が覚めることもあるが眠いのでそのままガマン。
結果、寝不足の日々を過ごすことになる。

一体、アメリカ人はこうした蚊や虫刺されに対してどんな対策をとっているのか? 聞いてみると「何にもしない」とか「網戸があるだろう」とか消極策がほとんど。
ドラッグストアにいっても、OFFというア虫除けスプレーや、虫除けキャンドル、それかあって昔懐かしい渦巻き蚊取り線香くらいが、蚊対策用品のほぼ全てだ。それも屋外用ばっかり。
日本のように、電子蚊取り器や液体蚊とりなどをはじめとする室内用蚊とりグッズなどは皆無。刺された時のかゆみ止め(ムヒやウナクールなど虫刺され専用のもの)も、無い。

昨年までは、日本から送ってもらった、ペープ・マットの電子蚊取り器を長年愛用してきた。しかし、このマット式は徐々に姿を消しているようで、マットを使い切ったのを機に、新しいタイプに切り替えようと、捨ててしまっていたのだった。それがこの急激な季節の変化で蚊の急襲をうけ、まいった。

せっかく日本から蚊取り器を送ってもらうのであれば最新式のものをと思いネットで検索してみる。
調べると、最近はノーマットは当たり前、薬剤も液体のものやカセット式に入れるものが主流のよう。電源もコンセントではなく、電池式で便利そうだ。使用期間も30日から120日用まで、需要にあわせて選べる。色々見たなかでなぜか気になったのが、アース「蚊とり黒ブタ」。プラスチックでできた黒ブタの形で、電池式。薬剤はカセットではめ込む式だ。むかし海の家などに渦巻き蚊取り線香を瀬戸物製のブタの形をした容器にいれておいてあったが、これはその現代版といったところ。

丁度、タイミングよく日本からNYにみえる方がいて、早速メールで「蚊取り黒ブタ」購入をお願いする。入手してから約2週間。毎日愛用している。ブタの鼻の内側に小さなプロペラがついていて、それが回って薬剤を拡散させているようだが騒音はまったくない。無臭性なので気になる匂いもなく快適、蚊取り器をおいているという安心感も手伝ってか、おかげさまで安眠できている。90日用なのでこの夏はこれで乗り切れそうだ。夜寝る前にスイッチを入れ、朝スイッチをきるのが日課だ。

日課といえば、5月のアニバーサリーで食事をした、ブルーヒル・レストランでいただいた、ミニ・ベイゼルの鉢植えに毎日水をやっている。目だって急に大きくはならないが、すこーしずつジワジワと成長してくのが嬉しい。もう少し大きくなったら植木鉢もすこし大きいものに替えようとおもう。でもこれだけでペスト・ソース をつくるのは・・・ムリだろうなあ。