Sunday, April 25, 2010

今月のお気に入り(4/2010)

WALLABY 私好みのヨーグルト

もともとヨーグルトは大好きだったはずなのに、アメリカに来て以来あまり食べなくなってしまった。アメリカのヨーグルトはどうも日本のものとは違うのだ。メーカーによっても様々だとおもうが、私の感覚では、乳成分の多いものはサワークリームを食べているようで重すぎ、ローファットのものは何かで無理やり固めているのかモッタリしすぎて石膏かバリウムを食べているような気分になるものもある。容器の底にフルーツが入っているものは更にダメで、色のついた甘い糊を石膏に混ぜ込んだような感じでお手上げだ。そこでヨーグルトは、もっぱら日本に帰国したときに楽しんでいた。
それが、最近ようやくアメリカで美味しいヨーグルトにめぐり合うことができ喜んでいる。
先日、うちの近くのホールフーズで食料品を買い込んでいたら、ふと可愛いカンガルーの絵が描かれたWALLABYというメーカーのヨーグルトを見つけた。見るとオーストラリア・スタイルとある。何だかちょっと気になる。特に新製品の、ダウン・アンダー、キャラメル・アップル味(6oz, $1・39)は透明の容器の下1/5位まで、キャラメル色に煮たりんごが入ったパフェのようで美味しそうだったので買ってみた。これが例のごとく甘い糊に溶かした石膏でないことを願いながら。
あまり期待をせずに食べてみたら、結構いけるのです。ヨーグルト自体はサラっとゆるめで、あっさりとした口当たりと甘み。ボトム部分のキャラメル・アップルをすくうと、ちゃんとリンゴを煮た味がする。そこで思い切って全体をかきまぜて食べてみると、丁度良い甘さとフレーバーが加わる。あっという間に1個を食べきってしまった。それ以来、買物に行く度に違うフレーバーを試している。美味しいばかりでなく、USDA承認のオーガニックであることやプライスが他商品に比べて高くないのも魅力だろう。混ぜ込みタイプでない普通のヨーグルトも、ローファット(140カロリー)とノンファット(130カロリー)である。これはストローで濃い目のスムージーのように飲んでもいい。
興味がわいてサイト(http://www.wallabyogult.com/ )をのぞいてみたところ、ワインで有名なカルフォルニアのナパ・バレーで作られているそうだ。始まりは1992年に創設者のJerryとFaithが、クリスマス旅行でオーストラリアを訪ねた際、そこで食べたヨーグルトに感激!今までアメリカで食べていたものとは全く違うタイプ(フレッシュでクリーミーで甘さ控えめ)だったので、何とか同じものをアメリカで作れないものかと思い立ち、ハイテク業界での仕事をやめてまで、ヨーグルトつくりに打ち込んだということだ。
しかしJerryとFafithよくやってくれた。この次は誰か日本に行ってジャパニーズ・スタイル・ヨーグルトをアメリカで作ってくれないものですかね~。